2013年8月14日水曜日

ウィキペディアに通信料無料でアクセスできる「Wikipedia Zero」がインドに上陸

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携帯電話からウィキペディアに通信料無料でアクセスできる「Wikipedia Zero」のサービスがインドで開始された。Wikipedia Zeroは、ウィキペディアを運営するウィキメディア財団が立ち上げたプロジェクトで、新興国におけるウィキペディアへの無料アクセスを実現するというもの。


同件はウィキメディア財団の公式ブログが報告している。今回、Wikipedia Zeroがインドでサービスを開始したのは、同国7番目の携帯キャリアAircelとの提携によるもので、同社の国内シェアは7%にとどまるが、12億人の人口を抱えるインドでは約6000万人のユーザーが無料アクセスの恩恵を受けるという。


そもそもウィキペディアは無料で閲覧できる百科事典サイトだが、Aircelの携帯電話回線から「m.wikipedia.org」または「zero.wikipedia.org」にアクセスした場合、データ通信料すらも無料でウィキペディアを利用できることになる。


また、インドでは様々な言語が使われており、公用語だけでも22言語があるが、Wikipedia Zeroでは英語版以外のウィキペディアにも無料アクセスが可能。同財団の公式ブログによれば、インドでは非英語コンテンツへのアクセスは、とりわけ携帯電話からのものが多くなっており、ウィキペディアへの携帯電話からのアクセスは、全世界で17.3%であるのに対し、たとえばヒンディー語版ウィキペディアでは22.1%が携帯電話からのアクセスが占めているという。


Wikipedia Zeroプロジェクトは、「すべての人に無料で知識を」というウィキメディア財団の理念の下、2012年にアフリカのウガンダから開始され、その後、アジアではマレーシア、インドネシア、パキスタン、スリランカに展開されている。現在では世界17ヶ国、約5億人がウィキペディアに携帯電話から無料でアクセス可能となっている。


日本の携帯電話ではパケット定額制が一般的であり、通信料無料といってもあまりピンと来ないが、インドを始めとする新興国ではプリペイド方式が主流であり、豊富な知識を得られるウィキペディアに通信料無料でアクセスできることは大きな意味があり、Wikipedia Zeroの取り組みは重要だと言える。



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